温故知新

197X年生まれのいわゆるロスジェネ世代 バブル世代、ゆとり世代の狭間で際立って目立つこともない世代 とは言いながらも実はこの世代、内に秘めた熱い思いを持った人間がたくさんいます 秘めすぎて冷めないうちに頑張ります

Fact or Opinion 事実か否(意見)か?

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「Fact or Opinion」、事実か否(意見)か?

アメリカでは幼少期に学ぶ思考術の一つ?のようですが、日本人である私にはあまり馴染みのないものでした。

最近、人前で夢を語ったり、ビジネスプランを企画、発表する場面が多くありました。そのような時に話す内容はそもそもそのほとんが事実ではないことに気がつきました。

 

では私は嘘つきなのかと思い悩みました。そんな時に頭に浮かんだのがアメリカの次期大統領であるトランプ氏でした。彼は「この世にFact(事実)などなく、あるのはOpinion(意見)だけだ」と言ったそうです。

なるほど、一概に間違ってはいないなと。

例えば、社内の提案資料などを作ったとします。この案を絶対に通したいと考えるあなたならどうしますか?例えば事実として明確に表したい場合は「数字」を用いると思います。ですがそれは本当に真実ですか?その数字の母数は何ですか?アンケート結果?誰に何人に聞いた結果ですか?自分の案を正当化する数字ばかりを集めていませんか?逆にその反対の数字ばかりを集めて競合を否定し、自分を正当化するように持っていくようなことはありませんか?

思うに、過去のデータを馬鹿正直に正確に表現したところでそれは過去のデータでしかなく、あくまで統計的に成功する確率が高いものというのは導き出されると思います。ですが、私たちが話しているのは未来の話であり、それがうまくいくかどうかというのを過去のデータから予測するといのは、ある種「占い」の類であり、誰もその責任など負ってはくれません。

Appleスティーブ・ジョブズが話す言葉には現実湾曲空間を作り出す力を持っていたと言われています。現実湾曲空間ではFact(事実)よりもOpinion(意見)が優っていたのではないでしょうか。

世界を変えていく人というのは、過去のデータという事実だけにとらわれず、自分の確固たる意見をあたかも事実になるかのように発信することができる人です。それがカリスマ性というものにつながるのかもしれません。

日本人はあまりこういったことを習いません。よく日本人は曖昧と言われます。白黒をつけない。それは悪いことでしょうか?もしかしたらその白と黒の間に目指しているものがあるのかもしれません。

今現在、世の中に溢れているのは事実か嘘かわからないものだらけです。

事実を作るのは実行だけです。実体験こそがあなたにとっての本当の真実です。

やってみないとわかりません。